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【みんなのレッスン】第9回 フォアツッツキの際に手首を使い過ぎる方

雑誌やネットで打ち方の情報は沢山手に入れる事ができるようになりましたが、元の打ち方からどのように修正していくかは人によって異なります。頭ではわかっていても振り方を変えられない事がよくあります。しっくりとくる表現に出会えるかどうかが重要です。

「みんなの卓球部」としてレッスンの中で実際にあった具体例をご紹介していき、「みんな」のお役に立てればと思います。

第9回は「フォアツッツキの際に手首を使い過ぎる方」

フォアツッツキで回転をかけるために、フォア面が左側に向いた状態で上から下にラケットを動かす方がいらっしゃいます。フォア面が左に向いてしまっているためボールの右側しか取れないような打ち方になっているパターンです。

解決できた表現

・ラケット面を打つ方向に向けて、ラケットを握っている手を打つ方向に押し出す

ラケット面を少し左に向けて上から下に動かすと回転をかけやすいという事を理由に「回転をかけやすい動き」を優先していらっしゃいました。回転をかける事も重要ですが、まずは相手コートに返す事が重要ですので、「ラケット面の向き」を優先しましょう。

また回転をかける事に意識がいくと手首を使ってラケットを動かす事に必死になり、重要なラケット面の向きがすぐに変わってしまい安定感が落ちます。フォアツッツキ時にラケット面を安定させて打つ表現として「ラケットを握っている手を打つ方向に押し出す」と伝えると理解して頂けました。ラケットを前に押し出すと伝えるとラケットの先端を横から前に大きく動かしてしまう場合があります。握っている手を打つ方向に押し出すイメージを持てばラケットの先端が回りづらくなり、手首を極端に使わなくなりました。

フォアツッツキで回転をかける際に全く手首を動かさないわけではありませんが、肘で押し出す力も利用するため、極端に手首だけで打つとネットミスしやすいので、気を付けましょう。

フォアツッツキで回転をかけるのが難しいとおっしゃる方が多いため、上手く回転を掛けられるようになった方法を次回ご案内しようと思います。

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